チャレンジ!ハスクバーナの手斧を砥ぐ!
このブログにちょくちょく登場する手斧、ハスクバーナ。
とってもお気に入りです。
そんなハスクバーナの手斧、柄の形状がよいのか重量バランスのためか、箱出しでもかなりの破壊力。
針葉樹の薪は全く何の障害もなくパッカーンと割れます。
広葉樹でも物によっては一刀両断です。
でも刃つきはそれほどよくないので、食い込む力を上げるべく、砥いでみました。
もくじ
Before
砥ぐ前に観察してみます。実は先日、小型のダイヤモンドシャープナーでスリスリしたので箱出し状態ではありません。
それでも刃先には製造過程でグラインダーを使って砥いだ跡がみえます。
みえます?細かい線がついています。
ダイヤモンドシャープナーでとりあえずやったおかげか、一応コピー用紙を切ることは出来ますが、滑らかに入りません。
どちらかというと破っている感じです。
砥ぎます!
斧砥ぎのセオリー
ネットで調べてみたところ、斧は万力やバイスなどで固定し、ヤスリと斧砥石を用いて砥ぐのがセオリーなんだそうです。
というのも、斧は重いのでナイフと同じように砥石を固定して砥ぐのは大変なのです。
グレンスフォシュ・ブルークス ディスクストーン
斧用の砥石というのはこんな感じのものだそうです。
ヤスリというのは、一般的なヤスリのようですが、たぶんこれは大幅な修正が必要なとき用だと思います。
ある程度の刃付けがしてあれば上記ディスクストーンだけでよいと思いますが・・・・
今回買うのはパス!ひとまず手持ちの道具だけで何とかなるか挑戦です!
今回砥ぐのは手斧ですし、斧を動かすとぎ方でも何とかなるでしょう!
たぶん(´Д`)
手持ちの道具で研ぎます
手持ちの道具は上記の砥石と自作した革砥石です。
スエヒロ ニューセラックス 両面コンビ砥石(1000番・3000番) CR-3800
これは1000番と3000番がくっついていて使い勝手がとてもいいです。
普通に砥ぐのであればこれひとつで十分です。
キング砥石 キング 砥石の王様 仕上げ用 #6000 (PB-03)
これ、2000円以下の6000番の砥石です!
めちゃ安いのに、わりとちゃんと砥げます。オススメです!
いよいよ砥ぎます!
荒砥ぎ
水をかけて吸水させます。
セラミック砥石は水に浸すことなく使うことができるものが多く、この砥石もそうです。
しばらく水をかけているとしっかり吸水してくれます。
逆に、水につけてしまうと砥石が「ふやける」ことがあるそうです。
また、膨張してしまい、使用後の乾燥で割れることもあるそうです。
というわけで砥いで行きます。
今回は円を描くようにして研ぎました。
あ、刃物を研ぐときは刃を自分に向けて、押す方向に力を入れて研ぎましょう。
刃を向こうに向けて押し砥ぎすると刃が砥石に食い込んだりして砥石を傷めてしまいます。同時に刃も傷めてしまいます。
この荒砥ぎは結構重要です。この後の全工程にひびいてきます。
ここで例のグラインダーの線を消します。
中砥ぎ
ニューセラをひっくり返して3000番で研ぎます。
荒砥ぎで線が消えたことも見て取れるかと思います。
仕上げ砥ぎ
最後に6000番で研ぎます。
上記の写真は6000で研ぐ前の状態ですが、刃に光沢が出てますね。
これぐらいなら3000番で出来ます。
6000で砥ぐとさらに光沢感が増します。
最終仕上げ
刃もかなりつやつやになりましたが、さらにここで革砥を使って仕上げます!
革砥についてここで
革砥が小型なので、斧を固定して革砥を丁寧にスリスリしました。
After
完成です!最初の写真と見比べてみてください。
刃の光沢が全然違います。ちょっと私が写りこむぐらいです。
もちろん刃も鋭くなっております!
コピー用紙での試し切りですが、どうも斧のハマグリ刃でやるのが難しいのですが、角度が決まればサーッと切れていきました。危ない!!w
毛剃りについては、少しだけスネ毛が剃れました。怖い!!w
感想
今回、手持ちの道具で何とかなるかなぁと思ってチャレンジしてみたらなんとか砥ぐことができました。
切れ味もなかなかのものです。
次に使うのが楽しみですね~(・∀・)
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