続・モーラナイフのカービングナイフを砥ぐ! 今度はちゃんとやるよ版
ちょうど1週間ほど前に書いた記事
これの続編です。
カービングナイフの砥ぎ方の1つを記事にしてみました。
前回は適当な丸棒に紙やすりを巻きつけただけでしたが、今回はひと手間加えて、ある程度ちゃんと砥げるものを作ります。
おそらくこの方法で十分な切れ味を保って使い続けることができると思います。
ホームセンターへGO!
いきなりですが、ホームセンターへ直行し、スポンジゴムの小さな板(?)を買ってきます。
こんな感じのものです。
10cm四方のもので、私は60円ほどで手に入れました。
なんと、これ以外に必要なものはありません。
わざわざ二回に分けた意味はあったのでしょうか。我ながら疑問です。
早速作成!
前回、こんな丸棒で作業をしました。
これに適当な長さに切ったスポンジゴムを巻きつけます。
止めることができれば1周させなくてもいいと思いますが、テープじゃまともに止めれないし、かといって接着剤持ち出してまでやるほどの作業でもないので、1周させてテープでぐるっと巻いて止めてしまいましょう。
あ、別に半周とかでもぐるっとテープで止めてしまえばとまりますね(・∀・)
砥ぎます!
早くも砥ぎます。
もうお分かりかと思いますが、スポンジを巻いたというだけで前回と同じです。
では、スポンジを巻くことによって何が変わるのかというと、スポンジが形を変えてくれるおかげでカーブした刃に沿って砥ぐことができるのですね。
ちょうど良さそうな圧力で砥ぐことができるので効果は抜群です。
もちろん、内側のバリ取りもそのまま可能です。
ますます前回の記事の存在意義が分からなくなってきてしまいました・・・・(;´Д`)
試し切り
今回はためしに紙を切る前に革砥もかけました。
いい感じの切れ味だととは思うのですが・・・・・。
いかんせん刃がカーブしているおかげでいつもの試し切りのようにやれない!
というわけで少し木を削ってみました。
グッと力をこめると抜群の食いつきでした。
少しやわらかめの木材だからか刃が面白いぐらい食い込みます。
こっちは軽い力でやった場合。
分かりづらいですが、写真中央に薄い木屑がカールしています。
切れ味が悪いとこうはいきません。
やはり木を削ってみると分かりますね。砥いだおかげで抜群の食いつきです。
これなら作業も捗ると思いますよ。
注意事項
この方法はすごく砥ぎやすくていいのですが、スポンジが丸みを帯びた形にへこむため、繰り返し砥いで行くと小刃が丸みを帯びてくると思います。
小刃(マイクロベベル)とは上の写真で青色に塗った部分のことです。
通常は直線的のにつけられていますが、今回の砥ぎ方を繰り返すとここが丸みを帯びてくると思うのです。
切れ味は悪くはなりませんが、微妙に食い込み方や手ごたえが変わると思います。
どうしても新品のときの直線的なマイクロベベルとその手ごたえがよければこの方法はお勧めできません。
でも、たぶんほとんどの人は気にならないと思いますよ。
さぁ、そんなわけでモーラのカービングナイフを砥ぐ!でした。
もっている方はあまり多くはいないかもしれませんが、参考になれば幸いでっす。
記事が役に立った!とか、
面白かった!とか、「いいね!」と
思っていただけたならぜひこのロゴをクリックいただけると嬉しいです!