ナイフの切れ味を半ランクぐらい上げる革砥!自作と感想
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この記事は旧ブログから移転させたものです
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こんにちは、、、、ミノルです。。。。
足が痛いです(´Д`)
昨日は息子の運動会。
先日言った通り、父母リレーに出場してきました。
軽い気持ちで行ってみたら・・・あれ?なんか運動着で来てる人いる・・・!?
え?ガチなの?ねぇ、ガチなの??
とちょっと慌てました。
そんな私の服装は
Tシャツ、カーゴパンツ、タクティカルブーツ (;´∀`)
いや、でもまぁみんな適当に手を抜いて走るでしょ〜
と思って第一走者としてスタート!!
周りを見ると・・・
うぉぉおおおいいいい!!ガチかああぁぁぁぁい!!!
って感じで両隣のお父さんが全力疾走w
というわけでガチで走ってきました。
普段から全力疾走なんてしてないから足が筋肉痛でガクガクですw
他の父母さんたちも今日はそうだろうなぁ・・・
普段運動してないからか、すっ転んでる人多数で、私がいた「年中チーム」転ぶことなく見事一位でゴールでした(´∀`*)ウフフ
※中年チームじゃないからね
なお、私が颯爽と華麗かつ俊敏に走っている姿を見た嫁の感想は
「なんか肉のカタマリがすごいスピードで走ってきた。 と思ったら旦那だった」
だそうです。
おい、俺はデブじゃねぇ!ガッチリさんだ!!
あ、バトン渡すときはなんとか2位でした
さて、多少はオチもつきましたかね?w
良ければ続きの「本編」もお読みください(;´∀`)
さてさて、最近ナイフにハマっているわたくし。
切れ味のよいナイフには不思議な魅力があります。
肉を切りたいとは思いませんが、なんだか無性に木を削りたくなりますw
と、同時にこの切れ味が落ちた時の復活方法を考えたり、
もっと切れるようにしたくなってきました。
というわけで砥石ですよね。
そうです、砥石で研ぎます。まぁごく普通のことです。
これは去年買った砥石です。
これはいいですよー!1000番と3000番の砥石がリバーシブルになっています。
ご家庭の包丁など、普通の用途ならこれだけで十分!
ナイフ類に使っても紙の細切りができるぐらいまでには簡単に研げます。
もうこれだければ普通は十分です。普通は。
しかし、私はこれだけじゃ満足できず、、、、、
これも買ったのであります。
これもいいですよー!
安い6000番の砥石です。
さすがにここまでくるとちょっと目詰まりしやすくて研ぐのに少々苦労します。
しかも目が細かいだけあってなかなか削れません。
3000番でしっかり下準備しないととっても苦労します。
が、砥ぎあがると素晴らしい切れ味です(*´Д`)
紙の細切りはもちろん、腕毛が剃れます(;´∀`)
ただちょっと切れ味が長持ちしない気はします。
ピンッピンに研ぎ上がるのはいいんですがねぇ・・・・・
と、そこでかねてから気になっていた物を作ることにしました。
それは革砥です。
わかりやすく言うと、革のスエードの面に研磨剤を付けて砥ぐのです。
実は砥石で研いだだけでは刃先は微妙に荒れており、真の切れ味を発揮できません。
そこで革砥で刃先を整えることで真の切れ味を引き出します。
だそうです(全部ネット上の受け売り)
もちろん、これだけじゃなく、一度最終仕上げまで仕上げた刃物は
少し切れ味が鈍っても革砥で数回砥ぐだけで切れ味が簡単に復活します。
※これは本当にすごかった
作るのは簡単なので早速行ってみましょう。
今回は試しということでミニ革砥を作ってみます。
そこら辺に転がってた木材です。今回はベニヤです。
平面であればなんでもOKです。
裏にはポンチ後があります(;´∀`)
な、なんでもいいんですw
サクッと切り落とします。
せっかくなので持ち手を作って見ようと思います。
もちろんモーラナイフで!!
や、やめときゃよかった(´Д`|||)
木目が交差してるうえにボロボロに柔らかいのでぜんっぜん綺麗に削れません・・・・・
安価で加工しやすいと言われるベニヤですがそれはノコギリがある場合のみですね。。。。
はい、なんとか削りだしました。とっても無駄な作業だった気がしてなりません。
で、革を用意します。
私は使わなくなった革のベルトを切って素材としました。
結構固く、ケバもなくなっていましたが、後述する方法でそこは復活させます。
平面にくっついて動かなければ何でもいいだろうと思い、
両面テープでくっつけることにしました。
実際使ってますが特に問題は無いようですよ。
ボンドがあればボンドでくっつけましょう。
はい、くっつけます。
もう形になりましたw
でもここからさらにひと手間かけます。
まずは硬くペッタペタの平面になってしまった革を何とかします。
ノコギリの刃でスリスリするのです。
もちろん、切る方向には動かさないようにしてくださいねw
こんな感じでケバが立てばOKです
次に革に油を染み込ませます。
こうすることでコンパウンドが油で溶けて効率よく塗りこむことができるようになります。
また、革の保護にもなります。
オリーブオイルは酸化するので正直微妙ですが気にしません。
本当は亜麻仁油とかつかうんでしょうけど、試作だしわざわざ買うのも面倒なのでオリーブオイルでw
垂らしたら指で塗り広げます。
なんか、某カツなお菓子に似てる気がしますw
油完了!
これでほぼ完成です!
後は研磨剤を擦り込みます。
私が今回使ったのはコチラ。俗に「青棒」と呼ばれている研磨剤です。
型番はBK-70
バフに付けて車やバイクのアルミ部品を磨くと鏡のようになるそうです。
ただ、実際の粒度は3000番だそうで、キングの6000番よりは下ということになります。
ただ、お試しということと、目に見えない丸みを刃先につけることで
切れ味を長持ちさせる、滑らかにするという目的なので問題ありません。
すりすりと擦り付けます。
これで本当の完成です!!
写真多くて長く感じますが、実際にやったことは
1.革を貼り付ける
2.毛羽立たせる
3.オイルを塗る
4.研磨剤を塗る
こんなもんです。簡単。
で、早速使ってみます。
ちなみに革砥で砥ぐことをストロッピングというそうです。
通っぽくて素敵ですね(*´Д`)
ストロップするときは刃先を進行方向に向けないようにしましょう。
じゃないとせっかくの革を切ってしまうとになります。
こんな感じで数回動かすだけでストロッピングは完了です。
で、肝心の切れ味はというと・・・・
感動するぐらい滑らかです
紙の細切りは面白いように刃が滑って紙を切っていきます。
また、毛剃りで切れ味を確認したところ、いままでは引っかかるような感じがして刃先が荒れているのがわかったのですが、
ストロッピング後は滑らかに毛が剃られていきました。切れ味と滑らかさの両立が素晴らしいです。
今回の材料費は研磨剤の850円ほどだけ。
あとは家にあった廃材をつかっただけでこの効果はいいですね。満足です。
最近ナイフを買って、砥石も買った・・・でももう少し上の切れ味を体感したい!
っていうマニアックな方に是非オススメしたいですw
!!注意事項!!
研磨剤は人体に有害な物質を含んでいます。
調理等に使う可能性があるなら、ストロッピングしたら洗剤でよく洗いましょう。
※炭素鋼の場合は洗ったらよく拭きましょう
!!!!!!!!!
お金に少し余裕のある人は、砥石は全てシャプトンの「刃の黒幕」シリーズで揃えて、
ストロッピング用の研磨剤は「バークリバー コンパウンド」でググって見てください。
完全に別次元の切れ味を引き出すことができるようです。
私も次に革砥を作るときはバークリバーのコンパウンドで作ってみたいですね。
でもバークリバーに手を出し始めたらいろいろと止まらなくなりそうです。
こんなところにも沼があるとは思いませんでしたw
「砥ぎ沼」ですねw
刃の黒幕の1000番
刃の黒幕の2000番
刃の黒幕の5000番
刃の黒幕の12000番!!
これはいつか使ってみたい!!
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