デリカD:5に棚をつける! 後編〜イレクターパイプで作成〜
デリカD:5へ棚の自作。
 前回の続きです。今回はいよいよ棚を作ってみます。
今回のテーマは簡単に手抜きして手早くしっかり作ること!
 というわけでこういった工作では定番のイレクターパイプを使用します。
また、一応分解できるような構造で作成します。
 分解の必要がない方は接着してしまって強度上げると良いでしょう。
もくじ
骨組みの材料

ぶあーっと出してみました。
- 90cmイレクターパイプ 8本
 - 30cmイレクターパイプ 4本
 - プラステックジョイント J-7B 8個
 - プラステックジョイント J4 4個
 - ゴムアウターセットA 4個
 - イレクターパイプ用接着剤
 
各種ジョイント類

これがプラスチックジョイント J-7B です。
ヤザキ Φ28プラスチックジョイント ブラック J-7B S BL
上の写真のT時の横に走る部分が貫通しています。

これはプラスチックジョイント J-4 です。
ヤザキ Φ28プラスチックジョイント ブラック J-4 S BL

これがゴムアウターのセットです。
 J-49DとJ-49がセットになっているようです。
ヤザキ ゴムアウター A セット ゴムアウター A セット S
イレクターパイプ90cm
ヤザキ Φ28イレクターパイプ ブラック H-900 S BL
実はサクッと棚を作るのにはイレクターパイプの90cmがジャスト!
ネットで見てると奥行きを95cmとかで作ったりすることもあるようですが、ツライチとかキにしないのであれば無加工90cmで十二分に使えます!
何よりもカットの必要なく、買ってきて組み立てるだけで使えてしまうのです。
 95cmのイレクターはラインナップにないので、わざわざカット等が必要になりちょっと面倒なんです(;´∀`)
イレクターパイプ30cm
ヤザキ Φ28イレクターパイプ ブラック H-300 S BL
この30cmは足の部分になります。
なぜ30cmなのか。実はこの30cmの足で作るとセカンドシートをフラットにした時にちょうど同じ高さになるのです。
後は上でエアベッドでも膨らませれば車中泊もOK!やったね!
イレクターパイプ用接着剤

こんな専用の接着剤がイレクターパイプ売り場に並んでいます。やはり、この専用品を使うのが良いようです。
 
ヤザキ サンアロー接着液(50ml) EY-50
というのも、この接着剤はどちらかというと、溶着剤。
 つまり、イレクターパイプ表面のプラスチックを溶かしつつくっつけるのです。
 なので思ってたよりもかなり頑丈に出来上がります。くっついてしまえば分解することができません。

中身はこんな感じ。どちらかというと溶剤なので、スポイトの針も詰まることはありませんでした。

かなり強力なようで、注意書きは怖いことが書いてあります。
 屋外で作業することがほとんどと思いますが、室内での作業時は特に注意しましょう!
私は近くのホームセンターで50mlのものを購入しましたが、30mlでも充分だと思います。
作業開始
仮組み

片っ端からくっつけてしまう前に仮組みをしてみましょう。
 最終的な形は上の写真の通りです。
完成形が頭に入ったら早速接着、固定していきます。
接着作業

接着剤の説明をよく読んで作業しましょうね。
ジョイントに角度がついてしまうと、上手く組み上がりませんので平らな作業台の上などに置いて作業をします。
上記の写真の通り、T字のジョイント、J-7Bを90cmのイレクターの両端に接着します。

30cmのパイプにはまずはこんな感じでジョイントを接着します。
 この時も角度に気をつけて作業します。一度くっつくとリトライ不可なので慎重にやりましょう。
足にはゴムアウターセットを付けます。

で、次に30cmのイレクター同士を上の写真のとおりに接着します。
 これが2セット出来上がるはずです。
接着するときは

このように隙間に入り込むように流しこむのですが、横にしているために結構漏れてきます。
そこで、仮止めで少し溶着した後に、立てて流し込みました。
 これでしっかり溶着できました。
 半端な溶着は後々壊れる可能性があるため、しっかりとやりましょう。
組み立て
さぁ、ここまで来たら後は組み立ててみましょう。
全部を接着しないことで、一応分解することができるようにしてあります。

左右に足のパーツを置いて

J-7Bを接着したパイプ2本と何も接着していないパイプでこんな形をつくったら

差し込んで完了です!
内装に大してビチッとピッタリではないですが、必要十分な機能はあります。
棚板配置

後は棚板を配置して完了です。
棚板は長さ120cm、幅30cm3枚ぐらいが妥当だと思います。
 私はツーバイ材180cm3枚を120cm2枚と60cm2枚にして配置しました。
この組み合わせだとパイプの枠のけっこう内側に棚板がはまることになりますが、もとからピチピチにして作ることが狙いではないので気にしません。
 120cm×30cmの化粧板が売られていましたが微妙に高いのでツーバイ材を使用しました。

こんな感じです。
 本来なら合皮やファブリックでもタッカー止めして内装に合わせるもんなんでしょうけど、
 長い方の棚板はファミキャン時にウッドラックの役割を担い、短い方の棚板はソロキャンプなどで小さなウッドラックとして使おうと思っています。
が、
小さいのは脚の部分ができていないのでまだ使えてません(;´∀`)

長い方の棚板は以前作った脚を利用してウッドラックとしてファミキャンで活躍中です!
 棚板も有効活用できることで自己満足度も大幅アップしました(゚∀゚)
いつかこの脚を鉄の棒で作りたいのですが・・・・(´・ω・`)
積載例

先日、グリーンパーク山東へ一泊でのキャンプをした時の積載です。
 棚下にはテントの幕体やポール、収束式のチェア等をどんどん入れることが出来ます。
 奥行きも2列目シートまで行けるので110~120cmぐらいまでなら余裕で飲み込みます。
 棚の上にはRVボックスなど箱系のものを効率よく積載することが出来ます。
やはりこの利点は積載の順番の制約がかなりゆるくなるということかと思います。
また、土台がしっかりすれば積載も安定します。
 ただでさえインプレッサからの乗り換えで積載が楽になったのに棚を作ったおかげで積載ストレスはほとんどありません。
 あまり頑張らない積載でもこの通りで、後方視界まで確保できてしまいました。
夏キャンプアイテムで他に乗せてないものといえばツーバーナーとバーナースタンドぐらいだと思います。
デリカじゃなくてもおすすめ!
今回はデリカでの作成例ですが、ミニバンならどんな車種でも有効だと思います。
 使うイレクターパイプの長さは違うものになるでしょうけど、おおよそのイメージができていれば簡単に作れるもんです。
また、この状態でもある程度の強度は出ていると思いますが、さらに脚をつけることで強度を上げることもできると思います。
なによりも、棚板のおかげで積載のやりやすさは格段にアップしました。荷崩れの心配もほぼ皆無です!
 いつも積載で順番を守ろうとしてイライラしちゃうこともあるかとおもいますが、この方法は本当にお勧めできます。
なお、今回の作成でイレクターパイプだけで6000円前後でした。
 棚板はいくらだったかな(;´Д`) 総額で1万に全然届かない程度だったと思います。
積載に変革を起こしたい方、作ってみてはいかがでしょうか?(゚∀゚)

記事が役に立った!とか、
面白かった!とか、「いいね!」と
思っていただけたならぜひこのロゴをクリックいただけると嬉しいです!
