ククサつくるです!5 じっくりコトコト塩茹でククサの巻
さぁ、製作を開始してからとうとう1ヶ月たってしまったククサ作り。
今回はその5回目です。
前回は
ある程度の形になりました。
さらにキャンプ中に少し削って、次の工程へ進みました。
驚愕!?木材の塩茹で
私は初めて聞きました。
塩茹でなんて工程があるのです。
何故塩茹でをするのか
高濃度の塩水でゆでることで、材料が安定(?)するらしいです。
割れにくくなるとかなんとか・・・・。木が締まるとかなんとか・・・
つまり良く分かりませんが、ククサ作りではお決まりの工程だそうです。
せっかく作ったククサが割れたら悲しいのでちゃんとやることにしました。
塩分濃度
なんと、30%だそうです。
ちなみに海水の塩分濃度は3%ちょっとだそうです。
海水でもかなり塩辛く感じるのに30%てw
ちゃんと溶けるのだろうか(´・ω・`)
茹で時間
これまたビックリの「数時間」だそうです。
木材の状態や素材の大きさでかわるようで、時間で測るよりは材料が沈みきったかどうかが判断のポイントのようです。
いざ、塩茹で!
先日行った引きこもりキャンプにて、薪ストーブを何時間も運用するのでちょうど良いと思い、実行してまいりました。
Before
実は塩はしっかり溶けきってません・・・
30%濃度ってかなり無理ありますよ。
っていうか、塩の水溶液のの最大濃度って26%なんですって!超えてますやんw
不可能ですやんw(←さっき知った)
まぁ、入れてしまったものは仕方ありませんのでこのまま続行です。
水分が蒸発して煮詰まってきたら水を足しつつ、数時間実行しました。
容器には焚火缶のLを使いました。
After
な、なんじゃこりゃーーーー(;´∀`)
すごいダシが取れているようです。
そして、焚火缶のフチを見てください。塩の結晶がびっしり!
自宅でやらなくて正解でした。。。。
ガス代がもったいないだけではなく、辺りを塩まみれにしてしまうところでした。
塩分濃度も25%程度でいいような気がしますよ。
飽和を超えた状態でやるとすぐ蒸発して即結晶化です。
ククサは完全には沈んでいませんでしたがこれ以上やってもどうしようもなさそうだしもう就寝時刻だったのでこれで終わらせました。
実にアツアツでした。
このまま放置すると急激な乾燥と冷却で割れそうな気がしたので、荒熱を取ってティッシュと一緒にポリ袋に入れました。
観察
これは前回の最後の写真です。
これが、
こうなりました。日サロにでも行ったかのようですねw
全体的に色が変わってしまいました。これはこれでいいような気もしますが、色が変わって欲しくないときはどうすればよいのでしょう・・・
と思っていたのですが、、、、
ちょっとだけフックナイフで削ってみたら、以前の色に近い色が出てきました。
どうやら色が変わったのは表面だけ?
保管、乾燥、これからの工程
急激な乾燥で割れてしまわないよう、ポリ袋にキッチンペーパーを入れて保管しています。
2~3日に一回キッチンペーパーを交換します。
ある程度乾燥したら仕上げの削りをのんびりとやっていきます。
そしてペーパーがけをして、最後にオイルを塗って完成。
しかし全く水分が抜ける気配がないので乾燥には数ヶ月かかるかもしれません。それまではこのククサ作りはお休みとなります~。
次回の工程が楽しみです。
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