ククサつくるです!4 負傷から復活の巻
昨日の時点で、「今週中につづきを」と書きましたが、今日既に木曜なので連続でお送りすることにしました。
前回までのククサづくりは以下のとおりです。
負傷からおよそ1週間
元旦に負傷してからおよそ一週間。
最初は出血も多く痛みもありましたがかなり落ち着いてきました。
ほとんど痛みなく指も曲げることができるようになりました。
で、素材を手にしてみると、
「おっ、けっこうちゃんとホールドできるじゃん!」
ってことで制作続行です。
カップの容量確保のために削りこむ
この日はまだ外側を削るためのホールドがやりにくかったので、カップの中を削りました。ここまで削りましたが容量はなみなみ入れてなんとか150mlといったところ。
もっと深く削るか悩みどころです。
というのもこの素材は色違いの年輪が入っており、これ以上深く掘ると白い部分がでてきそうなところ。しかも中心部ではなくずれたところに出てきそう。
あえて白い部分を出すか悩みます。
SDカードを大きさ比較のために置いてみました。
あまり比較になっていない(´・ω・`)
私、左利きのためモーラのフックナイフでは162しか使えません。
刃が両側に付いているため左右どちらでも使えますが、幅があるためか滑らかにくり抜くことが出来ず、とってもヤキモキします。
MORA モーラ ナイフフックナイフカーボンスチールウッドカービングナイフ
164であればもっと綺麗に作れるんだろうなぁと思うのですが、左利き用がありません。
特注で作ってもらわないといけないんでしょうなぁ(´・ω・`)
外側に丸みを!
さらに翌日、外側を削るためのホールドもできるようになったので外側も削ります。
角張っていて重い雰囲気だったのを何とかしたくて丸みを持たせるために頑張って削りました。
この色の濃い部分は素材がとても硬くて少しずつしか削れません。
いい腕のトレーニングになりますねw
この日は23時半ごろから作業を初めて、気づいたら3時頃になっていました。
一度やりだすとひたすら黙々とやり続けてしまいます。
内側も削って、9分目で150mlを確保しました。
さらに削って、ハンドルの整形もはじめました
さらに丸みを持たせるために削りつつ、ハンドルの整形にも着手しました。
かなり厚みがあって重い雰囲気だったので厚みを削って、形もそれっぽく。
穴あけの候補も書き込みました。
一旦、400番のサンドペーパーで全体を擦ってみました。
で、こんなかんじです。
もしかしてカップとハンドルのバランス悪いかなぁ(´・ω・`)
この模様、なかなか面白いと思いません?
白い部分は素材が柔らかくて面白いように削れるんですが、やや削り過ぎ注意な部分でもあります。
色の濃い部分は硬くて大変です。特に丸みを持たせるために外側を削るときは薄く削ることしか出来ないので根気が必要。
こうやって見るとまだハンドルが厚いかなぁ・・・
まだフチが平らじゃないように見えますねぇ。
最初はかなり歪んでいたハンドルですが、今こうやって見ると何とか形が整ってきているんじゃないかと思います。
裏はこんなかんじです。
平面を出すのはなかなか大変でしたが上手くいきました。
おかげでテーブルに置いてもユラユラしません。
まだ全体的に”分厚い”雰囲気なので、もっと内側、外側両方から削って軽やかなイメージにしたいですね。
実際持ってみるとまだ重いです。
今後の工程
そろそろ番手の低いサンドペーパー的なものと仕上げ材の検討をしていかなければいけませんね。
今のところ考えているのは
こんなスポンジヤスリがいいかなぁと思ってます。
サンドペーパーだとすぐダメになるんですが、こっちは耐久性もよさそうに思えます。
曲面をヤスるので柔軟に形が変わるのもポイント高いです。
そして最終の表面処理はウォルナットオイルとビーワックス(蜜蝋)を使おうと考えています。
ここまで結構長い道のりでしたが、形が出来上がってくると仕上がりが楽しみになってきます。
あ、でもその前に一度塩茹での工程があるんでした。
そこからは2〜3ヶ月かけてゆっくり乾燥。
もちろんこの時にも割れる危険性があるので最後まで安心できません。
とはいえやっぱり楽しみです。
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