念願!猪の解体
随分の前の話になります。
師匠からのメールを受信。
お、また鹿がかかったかな?と思い、メールを開く。
「猪が取れました」
なんと!!とうとう猪!!
というわけで猪の解体をすることになったのであります。
注意
この記事は動物の屠体が登場します。
ご理解いただけ無い方はご覧にならないようご注意ください。
初めての猪
初めて見る猪。でかい!
今回はそこそこ若めだと思われるオスでした。
鹿なら大きなトレーに入っている状態で二人で運べるのですが、猪はデカい重いってことで、師匠がフォークリフトで作業場まで運んでくれました。
いつもどおり、師匠による血抜き、内臓除去済みです。
極低温の冷蔵庫で数日寝かせてあるため、質はかなりいいはず!
牙のこととかいろいろ教えていただきました。確かに鋭くて危険でした。
こんな塊が突進してきたらと思うと怖いです(;´Д`)
いざ、解体
今回ほど皮剥ナイフを買っておいてよかったなと思ったことはありませんでした。
猪は皮下脂肪を残しつつ皮剥をしなくてはならず、やはり皮剥ナイフが使いやすい。
鹿なら人力でバリバリはがせますが、猪はそうはいかないのであります。
猪は皮剥が一苦労だとよく言われるのですが、まさにその通り。
手元が狂ってしまうと一気に中までナイフが入っていき、皮に脂肪が残ってしまいます。
猪はこの皮下脂肪が美味いので神経質になっちゃいますね。おかげで余計に疲れます・・・
相棒が指を切ってしまったりといろいろありましたが、3〜4時間もかけて初めての猪解体がようやく終わりました。
肉の量は結局それぞれ20kg弱ぐらいにはなったんじゃないかな。とんでもない量です。
精肉
家に帰って精肉作業。普段はなかなか見れない肉の塊が・・・
皿に乗ってるの全部ロースです!
トンカツ(いや、シシカツか)が何枚作れるんでしょうか!!
これでも半身分です。贅沢すぎます。
ヒレ肉もまるまる一本。
ヒレカツも一本揚げで作れちゃいますね。
これはたしか肩ロース。まな板に乗り切りません(・∀・)
なんとか頑張って精肉も完了しました。
といっても、品質を長く保つべく、程々の塊にして冷凍保存。
使いたい時に使いたいサイズに切るようにします。
冷凍庫がほとんど猪の肉でうめつくされてしまいました。
感想
やっぱり猪はもういろいろと凄い。
まず、食べるためにかけるエネルギーが全然違いますね。
獲るのも大変。運ぶのも大変。解体するのも大変。
でもその分やはりオイシイです。油の甘みや、肉のガツッと来る味の濃さ、深さは段違いですね。
こんな貴重な猪を「勉強のためだ」と言ってまるまる1頭与えてくださった師匠には本当に感謝です。
ありがとうございました。
で、かねてから鹿肉をストックし、イノシシ肉まで大量に手に入れてしまったために冷凍庫を買いに行ったのであります。。。。(;´Д`)
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