SR-1メンテナンスその2 芯と点火プラグの交換編
はい、前回は分解まででしたが、今回は実際に芯を交換します。
さらに、せっかくなので点火プラグも交換します。
ちなみに前回はこの記事です。
芯交換
古い芯を外す
さて、ここまでやってしまえば芯をベリベリと引っぺがすことができると思います。
こんなのが出てきました。
うぇ~、きちゃない(´Д`)
でもそばで見ていたオカン曰く、
「あんたこんなのまだまだ使えるヨォッ!!」
とのコトですが、昨日の記事でも書いたように、新品の芯から使用すれば異常にもすぐ気づけると思いますので交換します。
SR-1の替え芯
SR-1の純正の替え芯はすでに販売終了となっており、普通には手に入りません。
ごくたまにネット通販で見かけることもあるようですが、現実的ではないかも。
で、どうするのかというとKT-1615というストーブの芯が代用できるらしいのです。
こんな感じのやつだそうです。で、肝心の芯はというと、
こんなかんじです。
これ、ホムセンでも売ってることがあります。現行品ですので入手も簡単です。
私は2件目のホムセンで購入できましたが、面倒であればネットで買ってしまうのが一番手っ取り早いでしょう。
というわけで買ってきました。
古いほうは使い倒した軍手のようですね(;´∀`)
交換作業
燃焼部の下部を外します。引っ張れば取れます。
こんな感じです。
で、この内側の筒にまずは芯を固定します。
内側にたくさんのトゲが付いていてそれで芯を固定します。
新しくつける芯の下線と筒のフチを合わせます。
が、KT-10とSR-1純正ではKT-10のほうが1mmほど芯の繰り出し量が少なくなっているようなので、下線ぎりぎりではなく、少し上に出るようにつけてあげます。
ひとまずこんな感じにしました。
この個体はこれでも少し繰り出し量が足りないみたいでした。
多少大げさに上側につけてもいいかもしれません。芯の繰り出し量はダイヤルで調節できるわけですしね~。
さて、これで固定したら芯乗降ダイヤルを右いっぱいまで回して、先ほど外した下側のカバーをつけます。
下側カバーにもトゲが付いているので、芯が上がったままの状態で下側のカバーに固定します。
ドライバーを突っ込んで耐震自動消化機構をキャンセル方法がここでも役立ちます。
そのままの状態で組みつけていきます。
写真のようにダイヤルは一番右まで回して、耐震自動消化機構にはドライバーを突っ込んでキャンセルしてあります。
あとは外したネジを元通り組み付けて燃焼機構周りは完了です。
プラグ交換
プラグは上記のものを購入しました。これもホムセンで割と簡単に手に入ると思います。
プラグ交換自体は大して難しくないです。車の小さい電球を帰るようなもんで、ひねって外して、ひねって取り付けます。
↑Before
↑After
あ、あんまり変わらない(´Д`)
でもいかにも新品って感じの光沢のあるものに代わりましたw
で、ネジ二本でまた元通り固定して芯の上下動などの確認をし、プラグのチェックも行います。今回、タンク内は全くの空でしたがプラグチェックをするときは一応芯を下げておきます。
ちょっと分かりづらいですがしっかり作動しました。
後は元通りストーブの反射部分を組み付けて完成です。
もちろん、組み付け前にマジックリンできれいにしておきました。
完成・動作テスト
構造がシンプルなこの手のストーブ。
これで問題なく使えることは間違いないのですが、やはり動作テストはやりました。
灯油を入れて・・・(写真はまだ上部分つけてないですね(´Д`))
点火!
しばらくするとちゃんと燃焼筒が赤熱しました。どうやらバッチリの様子。
と、こんな感じでした。このタイプのストーブであれば自分でメンテナンスもわりと簡単ですね。
SR-1、もちろんファンヒーターに比べると非力ですが、なんだかレトロでかわいいやつですよ。
興味が沸いたら一度手にしてみてくださいね~(・∀・)
後日気づいたのですが、燃焼等から炎が3cmほど立ち上がるのがよいらしいのですが、今回の芯の取り付け位置ではちょっと低いみたいで、炎が上がっていません。
短すぎると不完全燃焼となって臭いが出るらしいですが、匂いはないのでひとまずそのまま使っています。
近いうちにもう一度バラして芯の位置を微調整しようと思います。
ちなみに、そのSR-1はこの記事を書いている今、私のそばでヤカンをのっけて元気に稼働中です(・∀・)
記事が役に立った!とか、
面白かった!とか、「いいね!」と
思っていただけたならぜひこのロゴをクリックいただけると嬉しいです!